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子どもに勉強を教えるな 「ヨコミネ式」自学自習の10か条

子どもに勉強を教えるな 「ヨコミネ式」自学自習の10か条

子どもに勉強を教えるな 「ヨコミネ式」自学自習の10か条
横峯 吉文 (著)

富山県はその昔、教育県として有名だったような気がします。最近ではランキングを落としつつあります。ちなみに2013年全国学力テストで優秀なのが、秋田、福井、石川。富山県は6位となっています。

ランキングが落ちたことは残念ですが、むしろそれまで見えなかった世界が見えてきたのではないか?とも思います。学ぶために追い込むような環境を作ってさえやれば学力は確実につきます。親同士が見栄の張り合いをすれば当然のことながら子供がその材料として使われる。成績の良い子はチヤホヤされ、成績の悪い子はボロクソ。成績がよい子は競い合って優秀になっていくが、一度落ちこぼれるとグレるしかない。富山は優秀な子たちも多かったが、荒れた学校もあったのには、親の見栄の張り合いが影響していたのだろう、と思います。

で、なんでそんなに見栄の張り合いが起こったのか?といえば、閉鎖的な県でしがらみが多いこと。転勤族が多いような場所だと、隣近所の人のことなんて興味がないのに対し、閉鎖的なところでは、隣近所と競い合うことが常。また、富山の場合には平等思想ってが、その思想を後支えしているような気がします。平等思想ってのは、人は全て平等なのだから喧嘩しないで平和に過ごせるんじゃないか、と思うかもしれませんが、それは平等思想の初期段階。平等ってのは、平等だからこそ私にも権利がある、というずうずうしい思想に飛躍しがちでして、その結果、あそこの家の子には負けられない!といった家庭が増えてきたのだろう、と思います。

何のために学ぶのか?

こういった歪んだ教育思想の修正が、学力テストのランキングを落とす結果に反映されているのだろう、と思います。ランキングは落ちたが、過去の富山県と比較して、下らない見栄の張り合いに子供が巻き込まれることがなくなり、それはそれでよかったのではないか?とも思います。

では、そもそも何のために学ぶのか?

ここからがこの本の紹介です。著者の横峯さんはこどもをじっくり観察することで、こどもの特性を悟りました。

○自分からやるのは好きだけど言われてやらされるのは嫌い
○人に教えてもらったことは身につけないけれど自分で学んだことは忘れない

そこで「自分でやらせる」「自分で考えさせる」「自分で学ばせる」といった自学自習を大きなテーマに掲げました。

また子育てをする親にとって「自立した子ども」を育てることを目的と掲げ、実践すべきプログラムを作ったところが特徴的。

自立した人間を育てさえすれば、必要なことは本人が勝手にやっていく。引っぱるのではなく、背中を押すことに重きを置くことが画期的だったようです。

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「ヨコミネ式」

「ヨコミネ式」ってのは名前は聞いた事はあるが、その内容は全く知りませんでした。本を読んでみて思ったのが、横峯さん自身が素直であること。また、現場をアイディアを引き出す名人であることが読み取れました。

現在も「ヨコミネ式」のブームが続いているのか?それとも「ヨコミネ式」の弊害が出てきているのかどうか、わかりません。ブームが去るならば、横峯さんが言う「自立した子ども」が受け入れられないことにあるのかな、とも思えます。

「成功」とか「テストでいい点をとる」というのは、時間がとまっている、ある状態を指すのに対し、「自立した子ども」ってのは、時間の流れに漂っている状態を指す。数学でいうと、前者が点の状態なのに対し、後者は線の状態。この二つの違いがわからないと、「ヨコミネ式」の良さが理解できない、と思います。

結果を求めない。過程を大切にする。そして、過程における大前提(今回は「自立した子ども」)を明確にする。この考え方は、企業経営にもあてはめられそうです。

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