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集団レイプされた女性が書いた手記

私は絶対許さない 15歳で集団レイプされた少女が風俗嬢になり、さらに看護師になった理由

私は絶対許さない 15歳で集団レイプされた少女が風俗嬢になり、さらに看護師になった理由

しばらく続いていた電気工事ですが5/31が最終工事となりました。その日も停電。することがないので、読書をすることにしました。

2時間近くの停電だったのですが、その時読んだのが2冊。

一冊目は外資系企業で働いている女性が書いた自己啓発本。

そして、少女の頃にレイプされた女性の手記が二冊目です。

外資系企業はキツい上に、常にスキルアップしていかなければなりません。著者の女性は、内省し、自分と常に対話することで自分を奮い立たせているストイックな姿に共感をおぼえると同時に、恐ささえ感じました。

そして二冊目。ポジティブな本を読んだ後だからか、あまりのギャップにずっしりきました。

著書を知ったのは、精神科医和田秀樹さんが直接監督となり、この手記を映画化されたことを知ったので。和田秀樹さんはこの本で解説を書いていらっしゃいます。

トラウマの本質

著者の女性は集団レイプされた後、これまでの生き方がすっかり変わってしまいます。

ただ、堕ちるだけではなく、結婚をされたり、看護師を目指したり、とごくごく当たり前に暮らしたりもされています。

小説のようで小説ほど自然な流れがない。

とても一人の人間のように思えないのですが、だからこそ実話なんだと思います。

さて、人はショックを受けたとき。自分の中でその出来事がうまく消化できればいいのですが、あまりにショックが大きすぎると自分が壊れてしまいます。

傍から見ると普通に見えるし、自分でも日常生活ができていることから、自分は正しい考えをしている、と思い込んでいる。

ただ精神がヤラれているので、考えがどこか歪んでいるのです。

この著書の解説で和田秀樹さんが「その日から、自分の生きている世界が一変する。」と書いておられるのですが、彼女は単に自暴自棄になって風俗嬢になったのではなく、その世界が正しく見えたから進んだのだろう、とわかってきます。

体育会の世界

少し前、スポーツの世界で事件がありました。

スポーツって独特な世界でして、指導者の指示は絶対であり、先輩の命令は理不尽と思っていても従わなければならない、という不文律があります。

おかしい、と思っている内は精神が正常なのですが、その世界に入り込むと、だんだんおかしいと思わなくなってきます。

会社では、ノルマに追われしんどい、と思っているうちはまだいいのですが、会社を辞めさせられたらどこにも行くところがない、と追い込まれると自分の性格を押し殺しても会社に居座ろう、とします。

監督やコーチ、上司や先輩をおかしい、と思っている内はまだいいのですが、ここを辞めると選択肢がない、と思った瞬間、逆に従うことが当たり前のようになってきます。

世界というのは、こういったもの。

ショックなことがショックだ、と思える内はまだ正常。ショックがわからなくなった瞬間、世界の見え方が変わってしまうのです。

自分に正直に生きること

彼女の場合には子どもの頃から愛されていなかったことに加え、家庭にお金に苦しんでいました。

そこにレイプというショッキングな出来事が起こり、世界の見え方が一変してしまいました。

本を読んでいる人の中には、金のためなら身体を売るのか、と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、愛なんてものはない、という世界に入りこんでしまった彼女の気持ちを察すると、彼女の行動は自然だ、とわかってきます。

そして身体を売ることに何ら抵抗がなかったことも理解できます。

その後、加害者を憎む気持ちは「因果応報」という言葉でゆっくりと消化できるようになってきたのですが、自分の中にある殻をやぶることができないで苦しんでいます。

手記の最後まで読み進めて行くと、自分を愛する、というのがどんなことなのか彼女自身、少しずつわかってきたのがうかがえます。

肉体的な快楽を味わうことで自分の喜びを自覚できるようになったからです。

ただし、他人との心の溝は埋まりきりません。

手記の最後まで、空しいままなのです。

私たちも他人との間に溝はある、と思っているのですが、溝があってもそれほど不自由だとは感じません。

それに対し、彼女はあえて溝を埋めようと頑張るのです。

それが読んでいて伝わるのです。

映画「私は絶対許さない」は残念なことに富山では上映されません。

彼女のココロの内をどのように監督の和田先生が描いているのか観てみたかったのですが。

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