山岡鉄舟
久しぶりに胸がすく本を読みました。
山岡鉄舟
小島 英煕 (著)
「生命も名も、金もいらぬ始末に困る人なり」と西郷隆盛を感動させ、幕末日本を救った士。
剣と禅との融合を見事に図った方です。幕末、三舟が活躍しました。
勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟です。
海舟の活躍は有名ですが、鉄舟は活躍の割に歴史の教科書にもあまり出てきません。
それは鉄舟があえて名誉職を遠ざけたため。当時、海舟も、さらに位が高い井上馨も彼には頭が上がりませんでした。
さて、著書の中で禅と剣の融合を注意しながら読みました。
「剣法と禅理を合わせ、その揆一なるところを細論した」
とあります。鉄舟は、本来無一物を悟ることに剣の道を極めた、とあります。
さて、三井の豪商との会話で、もうけようとすると却ってもうからない、損得を度外視したところに儲けがある、とあります。
禅と剣、禅と経済、意外に似た議論のように思えます。儲けようとする前に、まず物事の法を知ること、これが大切なのではないでしょうか?


