2009/09/04

日本人が知らない本当の道教


著者の三多道長氏は静岡県生まれ、二十代で偶然訪れた台湾で道教と出会われました。天竜川上流山奥に隠れ住んだ平家藤原氏の末裔とのことです。

道教といえば、日本人にとって風水がおなじみ。そのルーツは遣唐使の頃まで遡ります。
中国はなぜ栄えている秘密を「道教」と捕え、陰陽道と名前を変えました。
安倍晴明は平安時代、有名な陰陽師となり、天皇や貴族のお抱えとなりました。

その後、明治まで道教がベースとなった学問が広まっていきます。陰陽五行説です。

この本では、道教とは何かを日本人といった立場から日本人にわかりやすく説明してあります。

いかがわしい呪いが本来の姿ではなく、宇宙の法則に従うこと、そのために、自分をニュートラルな心の状態に持って行くことの大切さが説かれています。
宇宙というと天文のことを想像するのですが、世の中のあらゆることを表すようです。
そのベースが「木火土金水」の五行、さらにさかのぼると、太極の陰陽、そしてニュートラルな「虚」の状態となります。

西洋風の学問は実践的で正しいのですが、日本人としてベースにあるこのような考え方をもう一度学び出す必要があるのではないか、と思いました。

さて、本の中に「悟」の文字の語源が書いてありました。
漢字は、天地の符号と考えられているのですが、陰陽五行を表していると言われその深さを改めて感じ取りました。

satoru

霊幻道士(キョンシー)で薄気味悪い世界と思っていたのですが、自分の勉強不足でした・・・。