2009/10/24

一神教の闇―アニミズムの復権 (ちくま新書) (新書)

国際日本文化研究センター教授をされている安田 喜憲の著書を読んでみました。

一神教の国は、仮想敵を作る暴力的な国を生みやすい、と言ったもの。極論が多く危険すぎるとも思えるのですが、納得できるところも多々ありました。

今の社会って、過去に比べ物質的に裕福になっているにもかかわらず、何か物足りなさを感じます。それは、西洋化を急ぎすぎたためか? 強引に西洋化させられたためか? そんな疑問に答えを投げかけてくれます。

また、一神教ではなくアニミズムが今後の世の中をリードすべきだと著者は述べています。アニミズムとは、縄文時代頃を起源とする、自然を愛する心。昔は自然を破壊するのではなく、大地から食物をいただく、と思い、神を祈ったそうです。スーパーに行けば当たり前に食べ物が手に入る現代、ちょっとアニミズムの考えを見直すべきだと考えました。
循環型社会って、何も古新聞を集めることじゃなく、心から自然を愛することだ、ということは理解できました。(じゃあ具体的にどうすべきか、ということに対して具体的に書いてなかったのは、専門外だからしょうか、ちょっと残念でした。)