2010/01/21

離見の見(りけんのけん)

最近の私のコンサルティングのテーマは「離見の見(りけんのけん)」

この言葉、室町時代初期の猿楽師(のちの能)、世阿弥が残した「花伝書」に出てきます。舞台を演じる際、

我見・・・・・・・・・・演者が観客を見ること
離見・・・・・・・・・・観客が演者を見ること
離見の見・・・・・・・両者を離れたところから客観的に見ること

の内、「離見の見」が大切と述べています。

この考え、能だけではなく、営業活動や、パンフ作りにも当てはまるのではないか、と思っています。

ちょっと前まで、顧客目線に立ったセールスといった言い方がよくなされました。ただ、ごれだと決定打に欠けます!演者、もしくはセールスマンからの意外な仕掛けが必要。最近のコンサルタントでは、私が買い手の立場に立って話を聞きつつ、天井から両者を見下ろしている目を意識。コストパフォーマンスを念頭に置きながら、決定打が降りてくるのを待ちます。
決定打はノウハウではなく、お客さんによっても変わります。「なんだ、こんなことか!」と思われることも多いのですが、単純なことすらも出来ていないのだと思います。

時代は動いています。動いていない、否、動いてほしくない、と思っているのは、何を隠そう私たちだけかもしれません。