2010/05/14

親鸞(上巻)

五木寛之さんがインターネット上で無料公開されているベストセラー小説「親鸞(上巻)」。

http://shin-ran.jp/

めくるめくストーリーであっという間に読み終えることができました。ネットの方が実は読みやすいかもしれません。

僧、仏教というと、どうも堅苦しく、特に僧侶は雲の上の存在のように感じられるのですが、著書の主人公は悩み多き青年。しかも、しばりの多い宗派の中で真実とは何か、を求める姿は我々と変わりません。親鸞という人間を知り尽くし、浄土真宗が生まれた背景を自分のものにされているからこそ、これだけ砕いた物語が描けるのだと思います。(下巻)もネット公開が予定されているらしく、こちらも楽しみです。

さて、今朝の新聞で自殺者の増加が記事になっていました。経済が疲弊する現在、何を信じてよいものか見えにくくなっています。この本では、それらを考えるヒントが至るところに散りばめてあります。ゆえに読み終わると不思議なほどに晴れ晴れとした気持ちになるのだと思います。

shinran02