2010/07/23

中村文昭さん講演会

昨日、株式会社作造 作造会さん主催で中村文昭さんの講演会に行ってきました。

場所はタワー111、会場には約250人あまりの人が集まりました。

個人的にはファボーレでてんつくマンを知り、彼の友人である中村文昭氏を知りました。著書も読ませていただいたのですが、当時の印象はどちらかといえば、目立ちたがりのヤンチャ坊主。そのヤンチャ故に成功しており自分とは次元が違う、とずっと思っていました。

壇上に登場された中村氏は、金魚すくいのおっちゃんのような出で立ち。「やはり想像した通りだ・・・」と思いましたが、話を聞いているうちに芯の通ったヤンチャ坊主なんだと思いました。

講演を貫いているテーマは、「人は目の前の人を幸せにするためだったら頑張れる」。儲かるためのノウハウなんてのはなく、ずっとこのことをベースに展開されました。

彼には師匠がいらっしゃいます。具体名は避けられていましたが、著書を読めばどの方か、はわかります。その師匠の元に弟子入りしていろいろ学ぶのですが、師匠の教え方が体罰バリバリ。その師匠の元で精神面を鍛えられます。

その師匠からは4つのことを刷り込まれました。もちろんノウハウなんてものではありません。

1.返事は0.2秒

2.頼まれ事は試され事

3.できない理由を言うな

4.今できることを探してやれ!

です。師匠は事業に失敗し借金返済のために軽トラで野菜売りをされていたのですが、弟子入りした彼が最初に任されたのは、軽トラの上で、きゅうりを頭にはちまきでしばり、踊って団地の奥さんを集める役目。ちょっとでも言い訳の言葉を考えるとビンタが飛んできたそうです。

「返事の前に屁理屈を言うな」「損得を考えていたから返事が遅いのだ。」

また頼まれ事を受けた時には、指示した人を感動させることを叩き込まれたそうです。例えば、ジュース1本買いに行くのも走って買いに行き、とにかく早く飲んでもらうように全力を尽くせ、と。

そうこうしている内に、中村さんは何かを悟り独立。ウェディング事業をやりながら、年間300本もの講演をこなされるようになったそうです。

ちなみに師匠のお父さんは学校の先生をされていたそうなのですが、お葬式には全国から2,000人もの人が集まられたそうです。お父さんは教師になりたかったけれどお金がなかったため、高校時代勉強しながら働いていたその勤務先でわざと片腕を機械に突っ込み、障害者の手当で勉強を続けられたそうです。

さて、中村さんは、講演で全国を駆け回られているのですが、中学生で無気力、無感動の生徒が多いことを嘆いていらっしゃいました。そしてこれは親が原因だ、と。親が家に帰り、子どもの前で愚痴をこぼしていると、子どもが将来に絶望を感じる、と。

さて、ここからが私の感想。

師匠の教え方は確かにやんちゃなのですが、やっていることは禅僧と同じ。「返事は0.2秒」は「自分を捨てろ!」。そして「目の前の人を幸せにしろ!」とは「利他行に徹しろ!」です。

講演の中でお金持ちの知り合いの話をされたりするので、講演を聞きにきている人は、「お金」「将来性」「世間体」など、目にみえやすい現実社会の尺度に引き戻されがち。

さらに彼が講演の中で自分は裕福な暮らしをしていない(築29年の家は風呂を焚くのに1時間かかるそうです)といってもなかなか信じてもらえないところがあると思いまし、落ちこぼれの高校で講演をする中村さんの風貌を見て、彼は単なる目立ちたがり屋だと思われるところもあると思います。

そのようなマイナスの部分はありましたが、昨日の講演では集まった方々を幸せにするため、文字通り目の前の方を幸せにするために全力を尽くしておられる姿を見ることができ、ライブで味わうことが出来て良かったなぁ〜、と思いました。また機会があれば話を聞きに行きたいです。

ちなみにイラストは講演途中に描いたもの。派手な衣装が印象的でした。