9月2010

2010/09/28

戸が笑う

以前「戸が笑う」って本を読みました。また、かつて住んだ仙台には、仙台四郎さんって方がいらして、その方がうろついているお店は繁栄するっていう伝説もありました。

昨日仕事の関係で、ある業種のいろんなお店の写真を撮ってきました。たまたま定休日のお店が多く、撮影も遠慮なくできました。

撮影しながら思ったのが、

店ってのは、どんな派手な店構えをしていても、働いている人がいないと、亡骸(なきがら)と一緒なのだ、と。

どの店も廃墟のように見えるのです。確かに明りが灯っていないのも理由かもしれませんが、なんだか違う。

今朝の朝顔は、雨あがりのもの。ベルベット地の花びらは、雨を弾きます。

「戸が笑う」ようにするってのは一見難しそうなのですが、そこで働いている人が楽しそうなら店も楽しそうになるのだと思います。小手先のノウハウだけではブームは持続できないのだと思います。

DPEのスタンス

最近、会うお客さんに常々お話しているのが

スタンスを固めないと、これからの時代は生きて行けない

です。時代についていかなければならないのですが、眼は常にちょい先を読むこと。テレビをほとんど見ない生活が3年続き、自身のセンサーは相当鋭くなってきたような気がします。内田樹さんがおっしゃった通り、日本人は「きょろきょろ」で、「虎の威を借る狐」なのだと思います。「情報に遅れないように」と言えば聞こえはいいのですが、経済が停滞しているこの時代においては、出口を探して右往左往しているだけなのでしょう。

ただテレビを見ないことによって引き起こされる問題もあります。身近な問題については極めて弱いこと。昨日も一回り年下のお客さんに「ハイメタル」って何か、教えていただきました。

もっともインターネットのニュースはチェックしているのですが、沢尻エリカと中国問題の扱いが同等なので、関心事の軸が相当ズレていると思います。

さて、寄り道しましたが話を戻します。

最近、DPEに写真の現像をお願いいたしました。約500枚!選ぶのもバテましたし、それを数社に振り分けるのも大変。振り分けた理由なのですが、DPEによって価格も違うし、得意分野が違うのです。

今回お願いした中で、一番のお気に入りはvivipriさん。ネットでは酷評もあったので、どうしようか悩んだのですが、上がりは実に満足のいくものでした。

こちら、1枚15円とネットプリントではやや高め。ただ、100枚まではお試しプリントとして1枚1円で現像してくださいます。

「1円ってのは胡散臭い」「100枚現像したら浮気してやろう!」なんて考えも正直あったのですが、最初10枚現像した時に、こちらのお店のスタンスがわかったのです。

100枚現像したら、自分の店の特徴がわかってもらえる

という目に見えない自信が。なんで1円なのか、なんで100円なのか、なんで内容物が多いのか・・・・、全ての理由がわかりました。経営ということを考えたら100枚まで1円ってのは一見無謀のように見えるのですが、1円に深い秘密が隠されています。

写真を送っていただいた封筒には「今日の記録、明日の思い出」と記載されていました。輝きのある「思い出作り」を演出してくれるDPEだと思います。

※こちらのDPEですが、コンデジ、携帯の一部機種において、ケバケバしく感じる場合があると思います。1円プリントの際に、自分の機種に馴染むかどうか判断されたら良いでしょう。

如雨露

昨日、花に散水しようと思ったら、ジョーロの底が抜け、ズボンや靴がビショビショになりました。

まあ、安物だからこんなもんだろう、と思いつつ、洗面器に水を汲んで水を撒いておりました。

バサッと水がはねるためになかなか上手く撒けず、鉢の土が飛び跳ねる始末。なかなか上手くいきません。悩んでいる内にジョーロの語源を思い出しました。

ジョーロはポルトガルから来たようなのですが、漢字で「如雨露」と書きます。このことを知った時、ひっくり変えるほど驚きました。表音と表意の二つを兼ねている!と。

内田樹さんは、日本人の思考の凄さは、真名の漢字と、仮名のかな文字を持っている、ハイブリッド言語を持っているからだ、といいます。

「如雨露」に当時の日本人の発想の柔軟性を感じると共に、これらの言葉は、発想の原点の証として残しておかなければならないなぁ〜、を思いました。

それはそうとびしょ濡れで、一日足元はずっと不愉快でした。

2010/09/27

街の建築士さん

またまた昨日ネタ。近所のお風呂屋さんの向かいに建築中の家があったのですが、この度、その家が完成。見学会があったので参加させていただきました。

ちなみにこちらは、池田建築設計事務所さんのオフィスとして使われるそうです。

建物そのものよりも、一級建築士さんに興味が沸いたのと、比較的狭い街中に家を建てられた理由が知りたかったからです。

 池田建築設計事務所さんのHP

NPO法人とやまの木で家をつくる会に参加されているということで、こちらも富山県産の杉を使っておられました。

こちら、自分のライフスタイルに合わせて、決して背伸びをされていない建物に共感をおぼえました。街中をあえて選んだ理由も現実的でユニーク。背伸びされていない池田さんのお話は何もかも飾りがないので、楽しいのです!

壁材の話になった時に自分の眼がセンサーだ、とお話されていました。化学物質の多い材質だと、眼がしょぼしょぼする、とのこと。

一般的には自然素材が良い、と広告や雑誌で謳われておりますが、どちらかといえば大学教授が言っているから、実験データで実証済みってのがほとんどで、なかなかピンとはこなかったのですが、池田さんの、自分の身体が喜ぶものを採用する、ってのが新鮮でした。

天井をあえて高くしなかった理由、そしてそれに対する工夫。どれもこれも個性的。その人とその人の未来に合わせて家を建てる、これが建築士さんの本来の仕事のあり方なんだろうな〜、と。

オフィスは既に引越が終わり、本棚には本がぎっしり埋められておりました。ぼろぼろになった「地球の歩き方」があったり、私の好きな稲盛さんの本があったり、で、こちらかも人柄が伺えるようでした。背伸びせずに日々を楽しく過ごしていらっしゃるのだ、と。

本の趣味が合う話をさせていただいたところ「僕は本田宗一郎が好きでねぇ〜。彼のカラーシャツが魅力的でねぇ。」と子供っぽい眼をされたのが印象的。コーヒーでも飲みに遊びに来なよ、と誘っていただきました。徒歩通勤路の途中にあるので、ちょいハマりそうです!

いわし雲

昨日ネタです。

空の日のイベントに参加したためか、一日中空を見ていました。

積乱雲からいわし雲へと変わってきました。

すがすがしい秋の日です。