12月2010

2010/12/31

金剛般若経

先日、断捨離をモットーに整理・整頓をしたのですが、その際、岩波の般若心経が出てきました。年末でもあることだし、今年を締めくくる意味で読み直したところ、いろんな発見をしました。

いろんなお経の本はありますが、中村元氏の訳には無駄がない。それを一番思いました。

さらに、金剛般若経がすこぶるイイです。金剛とはダイヤモンドのこと。一切の疑いや執着を断ち切る金剛般若経は、切れ味のよいものでした。

お経の中で、人に物を与えるのはよいことでありますが、見返りを期待してはいけない、とあります。

さらに、求道者がもしも自分は人々を導くのだ、というような思いを起こしたならば、もはや真実の求道者ではない、と。人を導こうと思った時点で、空の思想から外れるから。自分と他人という考えもいけないし、自分は偉いと思うこと「空」の思想から論理的に外れてしまうのです。

そうすると導く人がいなくなり、世の中の秩序が乱れるのではないか、というと、そうではなく例えば、運転をする際、最初は安全運転を心掛けて慎重に運転するが、その内に安全運転を心掛けなくても、規則を犯そうという心がおこらなくなる、それが大切だ、と諭します。

我の心がなくなれば、善の心が起こるだけ。それが大切。また今、我の心を持っていても、いつか先には、ベテランドライバーのように、我の心がなくなる可能性があり、今はベテランドライバーになるための修行をしている、といえば、今の拙さをも肯定できることとなります。逆に自害をする人は、将来ベテランドライバーになる可能性を自ら諦めているのだ、と。

さてさて、金剛般若経を学ぶと重要なことが見えてきます。例えば、ボランティア活動。ボランティア活動をする場合には、「私はボランティア活動をやっています!」と宣言してはいけない、ということです。宣言すると我を認めることになり、利他行為と思ってやっていることも汚れた行為になるからです。

お経のパラドクスの難しいことろは「お経の意味がわかった」と思った瞬間に、我が復活してしまい、悟りの核心が先に伸びること。命が尽きる最後の最後まで結局わからないのだと思います。では、お経を悟ることを諦めた方がいいか、といえば、煩悩に自分を見失ってしまう・・・。

学校の勉強では、常に正解がありましたが、社会に出てからは回答なるものはなく、常にパラドクスに振り回されます。来年もパラドクスに振り回されつつ、売上増強の法則を見つけよう、と思っております。

どうでもいい話ですが、昔買った岩波は、360円でした。モノの値段は下がっているのに、本の値段だけは確実の上がっている・・・、そう思いつつ今年を締めくくりたいと思います。

福袋

昨日は婦中町にあるファボーレに行ってきました。

年末の光景、おせち用の食材が飛ぶようにうれていました。それよりも目を引いたのが、太陽の広場にある福袋の山。1万円の福袋とのことですが、うずたかく積んでありました。

なんとか、この光景をわかりやすく伝えられないか、と思い、2階に登ってみたり、階段から撮影してみたり。

携帯だと、なかなか上手く撮影できません。

帰り際、あきらめかけた所、絶好のシャッターチャンスが来ました。

福袋の周りは紅白の横断幕で隠してあるのですが、一部横断幕が垂れ下がっているところがあり、暇な買い物客が中を覗き込んでいました。

携帯のカメラに納めた時には大満足!という私も、覗き込んでいる人同様、暇人ではありますが・・・。

2010/12/30

行動経済学にハマる

行動経済学に関し、かなり多くの本を読みました。今回は京都大学 教授依田高典さんのかかれたものを読みました。

著者は、現在、京都大学大学院経済学研究科・経済学部の現在経済学講座で応用経済学を教えていらっしゃるそうで、その講義ノートをとりまとめたもの。数式やグラフが多く、なんだか学生時代に戻ったよう。偏微分の計算式なぞは、読んでいてもなかなか頭に入らず、全て書き写しました。

一冊読んでみて、というより書き写してみて・・・、知識がぎっしり頭の中に入ったような気がします。行動経済学を学問として学ぶ場合には最適な本でありますが、実践を第一と考えておられるなら、別の本の方がよさそう。

今、フィッシャーの無差別曲線と、サミュエルソンの割引効用理論が頭の中を駆け巡っています。

音読のすすめ

脳ブームから遅れて、ではありますが、音読すれば頭がよくなる(川島隆太著)を読みました。

音読が頭によいことについて実験を通じてよくわかりました。

現在、NHKの英語番組を聞き続けているのですが、音読もしなければなぁ〜、と反省。

さて、この本の中で興味深かったのが、一日の時間の長さの感じ方。

年をとるにつれて、一日が短く感じるようになったのですが、これは脳が刺激を受けていないことが原因のよう。その証明として、旅行先の温泉でのんびりしても、充実して刺激を受けると、一日は長く感じることを挙げておられます。

来年は一日一日を長く感じられるようにしなければならないなぁ〜、と思いました。

断捨離

先日、新聞を読んでいたら、「断捨離」なる言葉があることを知りました。

その記事によると「いつか使いそうだ、と思い、なかなか捨てられない物を捨てることが大切」と。昨日、実行に移してみました。

捨てる際のモットーとして「明日死んでも構わないように」を添えました。「ちょっともったいないかなぁ〜」と思うものも全て捨てると、ものすごい量のゴミが出ました。

さて、モノを捨てている最中、ふと一つのことを思い出しました。先日、以前仕事を一緒にした方で、現在、生活保護を受けていらっしゃる方とお会いしました。生活保護を受けるための条件として車を持つ事もできない、と嘆いていらしゃいましたが、顔つきは妙にすっきりとされて、禅僧のようでした。

欧米社会が物をつくらなくなり、産業革命以来続いて来た物質至上主義の時代ってのが、ぼちぼち終わりを告げようとしているような気がします。次の時代は、物やお金にしばらなれない時代のような気がしてなりません。

そして、次の時代に移るまでの変化に耐えうることができるタフな心をつくるキーワードが「断捨離」なのではないか、そんなふうに思っています。