2011/01/26

日本破綻

日本の財政に関しては政治の中でもかなり問題となっています。

そんなこともあり、2014年の日本破綻について書いてある本を読んでみました。スイスイ読める内容、破綻の際にシミュレーションなどは非常にリアルだと思います。

ただ、本の一番最後まで読んでようやくこの本の主旨がわかりました。「な〜んだ、一番最後から読めばよかった」と。

さて、日本は破綻するのでしょうか・・・?

先日、元銀行員の後輩と飲んだ際にも話題に出たのですが、どうも一つの時代が終わったような気がしてならない気がします。成長を軸とする社会は終わったのだ、と。拡大再生産がベースの資本主義の理論を今の時代にあてはめるには無理があります。さわかみ投信の主宰が投信のパフォーマンスを気にして「一人10万づつ使えば・・・」なんて言っていますが、それは国内にお金が滞留する条件の元での話。政治家の「消費税を上げれば・・・」ってのもその後の消費動向の落ち込みを考えずに、他国と単純に比較して低すぎる、と議論しているだけで、あまりにも短絡的すぎる、と思います。

グローバルな観点からいけば、破綻があるかどうかわかりませんが、少なくとも日本に関しては、今より経済レベルが落ちるのは間違いないこと。維持してドスンと落ちるよりも、穏やかに落ちるためのメソッドを模索しなければならないのではないかなぁ〜、と思っています。

2010/09/28

戸が笑う

以前「戸が笑う」って本を読みました。また、かつて住んだ仙台には、仙台四郎さんって方がいらして、その方がうろついているお店は繁栄するっていう伝説もありました。

昨日仕事の関係で、ある業種のいろんなお店の写真を撮ってきました。たまたま定休日のお店が多く、撮影も遠慮なくできました。

撮影しながら思ったのが、

店ってのは、どんな派手な店構えをしていても、働いている人がいないと、亡骸(なきがら)と一緒なのだ、と。

どの店も廃墟のように見えるのです。確かに明りが灯っていないのも理由かもしれませんが、なんだか違う。

今朝の朝顔は、雨あがりのもの。ベルベット地の花びらは、雨を弾きます。

「戸が笑う」ようにするってのは一見難しそうなのですが、そこで働いている人が楽しそうなら店も楽しそうになるのだと思います。小手先のノウハウだけではブームは持続できないのだと思います。

2010/09/19

ファミリーパークの人

昨日行ったファミリーパークで感じた事です。

いろんな施設やお店に行ったら、そちらでお世話をされている方々とお話するようにしています。人が何を考えているか知ることは、世の中を知る上で重要ですし、自分が純粋にならないとなかなか人もココロを開いてくれないからです。

ファミリーパークでも多くのスタッフの方々とお話しました。で、思ったのが、動物を見ることよりもスタッフの方々とお話ししていた方が楽しいということ。スタッフの皆さん、びっくりするほど素直で健気なのです。多分、動物たちと付き合っているうちに、そのような考え方になってくるのでしょう。

ほんのちょっと質問しただけで、いろんなお話をしてくださいます。聞いているこちらも、動物の知識が増える楽しみとは別に、なんだかココロが素直になれます。実は、私も動物同様、スタッフの方々に手なづけられているのかもしれません。

ちなみこちらの馬は、北海道のばんば競馬で活躍されていた馬。第二の人生(人ではありませんが)は、富山で人々を楽しませるために活躍されています。

人のために活躍しきっていない私なぞは、馬以下です。

木曽馬は、足が細く上品です。スタッフの方々の説明は、図鑑に書いていない情報も多く、お世話されている人しかわからない「生」の情報です。

動物園の良さってのは、自分で求めないとわからないのかもしれません。格物致知とは、新しいものに飛びつくことではなく、じっくりと物事と向き合うことだと思いました。

2010/09/18

弾ける実

会社の前で育てているゴーヤ。スーパーで並んでいるゴーヤは緑なのですが、そのまま放っておくと黄色に変わり、やがて破裂します。

昨年もブログで書いたような気がしますが、この色に妙なパワーを感じるのは、ビビッドカラーだからでしょうか。南国ならではの力強さを秘めているような感じです。

中から種が落ちるのですが、これが真っ赤。緑の実が、黄色に変わり、赤の種を吐く。

朱子学の格物致知ではないのですが、植物を観察することで、世の中の流れも悟ることが出来るところが不思議なところ。

この種、実は茶色でして、赤いネトネトの粘膜に包まれているので、赤く見えていたのです。

種の掃除をしていると、植物の気持ちがよくわかります。鳥や獣よ、種をつけて遠くに運んでおくれ、と。格物致知のポイントは、自分を解き放つことだと思います。

2010/08/24

論語と算盤

渋沢栄一氏が書かれた本を、守屋淳氏が現代語訳された本。

私自身、旧財閥系を重んじるところがあり、渋沢氏を軽くみしてしまうところがありました。よって「論語と算盤」が評判となってもなかなか読む気にならず、たまたま図書館で借りる本がなかったため、手にとったようなものです。

さて富山といえば、なんといっても安田善次郎翁。駅前に銅像がありますし、駅すぐそばに公園もあります。私がお世話になった富士銀行の前身は翁の創られた安田銀行。渋沢氏の創られた第一国立銀行(第一勧銀)、さらには興銀の3つ合併し、みずほ銀行が誕生いたしました。「論語と算盤」を最近ようやく読む気になったのは、以前のライバル行から、同志関係に変わったことも原因なのかもしれません。

渋沢氏の頃は、商人というのは金儲けをする賎しい者と見下されておりました。

孟子の「財産をつくれば仁の徳から背いてしまう 仁の徳を行なえば財産はできない」という考え、遠く時代の離れた、現代の私にもなんとなくわかります。

そんな中、渋沢氏は商人も道徳を持って正々堂々とすべきだ、と説かれています。そして成功や失敗を、心を込めて努力した人の身体に残るカスだ、と。それなのに、世の中は大切な「天地の道理」を見ず、カスのような金銭や財産を魂としていること。

成功や失敗といったレベルの低い価値観にとらわれるべきではない、といった思想、混迷の現代だからこそ噛み締めるべき思想だと思います。ちなみに儲けるノウハウなんてのは書かれていませんので、浅はかな態度で読むと何か書かれているのか理解できないかもしれません。

さて著書を読んでいて思ったのが、石田梅岩氏に思想が極めて似ていること。両者にいえるのは、価値観の次元の高さだ、と思いました。