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何のために働くのか-北尾吉孝氏

元SBIホールディングス株式会社代表取締役執行役員CEO。

現在の日本、世界の中でも成熟している方ではありますが、「こころ」は寧ろ虚しさを感じているのではないでしょうか?戦後からの高度成長期には、働けばある程度お金が得られたことより、働くことの意義について考えなくてもよい恵まれた時代でした。

バブルが崩壊した後もある程度の余韻を楽しんでいたのですが、現在は日本中が閉塞感に漂っています。

その背後に宗教観や哲学に裏付けられた信念が欠如しているのだと思います。

今の若い方にありがちなのですが、マニュアルに慣れすぎてパイオニア精神が欠如していること、行動を起こす前にお金になるか考えてしまう癖がついてしまったこと、逆にいえば儲かる可能性がなければ動かなくなったことが理由なのではないでしょうか?

マスコミで天下り等が問題視されていますが、私は天下り容認派です。天下りが良いとか悪いとかじゃなく、文句を言っている人は、天下りを廃止したことで、自分の収入が増えないか?が問題なのではないでしょうか?

『何のために働くのか』

働くこととは収入を得ることだけが目的なのでしょうか?右肩上がりの成長期にはあまり問題視しなかったこの問題に対し、考えるヒント、いや突破口を与えてくれると思っています。

宗教や哲学なるものは、動乱や天候不順による精神状態が不安定となるような過酷な環境で生まれてきました。例えば日本でも鎌倉期には多くの宗教が生まれました。

精神が不安定になりがちな今だからこそ、確固たる信念を持つべきだと思います。

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