収益性の上がるホームページ制作のご提案

こころの生態系―日本と日本人、再生の条件

コンサルタントとは

こころの生態系―日本と日本人、再生の条件
河合 隼雄 (著), 中沢 新一 (著), 小林 康夫 (著), 田坂 広志 (著)

私は、富山県でIT関連の専門家登録されていて、専門家として悩みをもった方の相談を受けたり、アドバイスをしたりしています。そのアドバイスに対しては、助成金も出てお得なのですが、助成金の適用範囲が相談とアドバイスといった目に見えないものに限定されていて、相談を受けられてた方も結果的に、この事業は何だったのか?となることが多いような気がしております。

すなわち、ホームページに対する助成金ならば、終わった後もホームページは残るし、建物建設の助成金ならば、有効活用できていようができていまいが、上モノは残る。それに対し、経営者のマインドを変えることは、「そんなことは前からわかっていたが、実行できなかっただけだ。」と言われれば、「ああ、そうですか。それならもっと気の効いたご提案を探してきますよ。」と言うしかない。

さらに突っ込んでいえば、売上に直結するような助言ができる位ならば、コンサルタント自身が、自らで事業をおこしている訳でして、コンサルタン業の大体がお悩み相談と雑談になってしまっていました。

こんな感じのコンサルタントスタイルを続けていていいのだろうか?

そんな悩みを持っていたところ、今朝、この本に出会いました。

日本的なコンサルタント

この本「こころの生態系」は2000年9月に書かれた対談集。バブル崩壊後、すさんだ日本人の心を癒すために書かれた本なのだろう、と思います。ただ、読んでみると時代の古さを感じさせないところが不思議。むしろ、時代がこの本に追随しているのではなかろうか、とも思えてきます。

欧米や東アジアの発展に比べ、モタモタしている日本。マスコミや政治家は「景気回復!」なんて煽るのですが、それが本当に正しいのか?そんなことを考えさせてくれる本です。

そんな「心」のことといった下らないことを考えている暇があったら「どうやったら売上が上がるか考えてくれ」といった方もいらっしゃるかもしれませんが、その考え方自体が、一神教的な欧米的な考えだ、とこの本を読んだらわかります。そういったエゴに罪悪感を持っている日本人が、売上至上主義と上手くつきあえるハズがなく、それらは心に歪んだ感情を残すのだろう、と思います。

人よりも豊かな暮らしがしたい。

今度、車を乗り換えるなら、今よりもいい車にした。

上昇志向で自然な考えのような気もするのですが、こういった考え事体が、すでに歪んだ状態。なぜか、といえば、豊かな生活が出来ないこと、車の乗り換えで軽四を買うこと事体が「悪」とか「劣」である、と感じるからであり、一神教の元で、二元的な考えがベースとなっている欧米的な考え方が根底にあるからなのです。

さて、コンサルタントですが、その語「コンサルタント」は、カタカナ表記されていることからわかるように西洋語なのですが、この表示がいけない。コンサルタントに相談すれば「悪」を「善」に、「劣」を「優」に変えてくれるといった妄想を抱いてしまいます。たぶん、その考えがコンサルする方も受ける方も混乱する間違いなのだろう、と思います。

私が思うに、日本的なコンサルタントってのは結果至上主義、業績至上主義ではないのでは、と感じております。生態系といった「系」の中で、他者とのつながりを密接につながるためのお手伝いをするのが、その役割ではなかろうか、と。

結果として売上が上がればそれに越したことはないし、上がらなければ、他者とのつながりを見直していく。その場合も、目先の数字を追い求めないことが大事なのではなかろうか、と思います。

ブログの役割

今までのコンサルタント事業では、売上が上がる法則を模索することよりも、店舗や会社の個性を見いだし、その特徴をPRすることに主眼を置いてきました。こちらから提案することはなく、あくまでクライアント主導。

この本を読んで、しばらくそのスタイルを続けてもいいのではないか、と思えるようになりました。

ちなみに店舗や会社経営の際に、重要なのが営業力。といっても人海戦術でローラーをかける時代ではない、と思っています。ブログやチラシ、パンフレットは、個性のPRに重要な手段。そこで問合せがきた時に、初めて営業が出て行けばいい、と思っています。

こころの生態系―日本と日本人、再生の条件

特にブログはお店の特徴をPRするいいツールだと思っています。巧みな喋りで人は騙せても、公にさらすブログで騙し続けることはできないし、すぐに化けの皮が剥がれるものと思います。

ブログを書く際に大事なのが、ブログで集客するための表面的なノウハウではなく、一体自分たちのお店、会社は何のためにあるのか、といった存在理由ではないか、と思っています。

その部分は自分たちで考えても、独りよがりな考え方になってしまうし、理想論を追い求める形になってしまう。そこをフォローするのが、日本的なコンサルタントの役割なのではないだろうか?と思いました。

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