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捨てるが1番!―物別捨てる作法

捨てるが1番!―物別捨てる作法

捨てるが1番!―物別捨てる作法
芳垣 真之著

一重に人といっても、男か女か、大人か子どもか、偉いか偉くないか、といったいろんな分類ができるのですが、分ける基準の一つとして、良い人か悪い人か、といった分類もできる、と思います。その中でこの本の作者、芳垣さんは良い人の代表。本を読んでいて、人柄がここまでにじみでている人は珍しいのではないか、と思えてくるほどイイ方なのです。

この本では、分類別に捨てる作法について説かれています。「捨てる」というと、何が何でも捨てろ!と上から目線で指示されるように思ってしまうのですが、この作者の場合には違う。自分も片付けで悩んでいる中からうまれた作法が書かれているのです。

そして、物を捨てられない人に対する観察眼も鋭い。物を有難がる人ってのは、人生自身も損することが多い、と説いているあたり、「断捨離」といった思想とも似ているのですが、著者の場合には、自分の目線で自然体で書かれているところがすごいところなのです。

ちなみに、何でもかんでも捨てろ、と言っているわけではないところも共感をおぼえるところ。手紙なんてのは、捨てるよりもむしろ取っておいた方がいいんじゃない、と言ってくれるところは人間味に溢れていて、心ゆるせる相談相手のようにも思えてくるのです。また、文に添えられているイラストもいい。著者の人柄がイラストににじみ出ていると思います。

「あとがき」が全て!

この本、細かいことが書かれているのですが、「あとがき」に著者の捨てることに関する思想が込められています。かたづけというと「かたづけ術」といった具合で、技法を想像してしまうのですが、技法ってのはスピリットがないとなかなか続かない。捨てるためのやる気が出て、初めて片付けるノウハウというのが生きてくるからです。

著書のあとがきでは、捨てるためのやる気を著者自身の目線で書いています。著者自身の家も散らかっているが、その中でモノを捨て、増やさないように心掛けるのはなぜか、といったところ。

人が生きている間、物と決裂することはできないからこそ、いかにその物と付き合って行くべきか。そこを原点として書かれているから読みやすいんだろう、と思います。

レベルの高い人

送り物を捨てるべきか?といった項目で、レベルの高い人を目指すべきだ、と書かれていました。人間として成長すると、物を贈ったりもらったりしなくなるよう。では成長したレベルの高い人とは何をやり取りするか、というと知恵であったり、情報だったりするのだ、と述べています。

知恵、情報というと何だか難しそうなのですが、

・こうやるとあなたのやろうとしていることは上手くいくよ。
・こう考えればその悩みは解決するんじゃないの?

といったその人に的確な言葉こそが究極の贈り物なのだ、と。では、なぜそんな話がこなかったか、について著者はいろんな理由があるが一つとして、今までもらっていたのに、その人が今までの人生の中でそのような目に見えない贈り物を粗末にし続けて来たからだ、とその理由を説いています。目に見えるわかりやすい贈り物に目も心を奪われていたためだ、ともいいかえています。

この本で精神的なことを書かれているのは、ここだけなのですが、それゆえ、その言葉が心に留まり、かつ妙に納得してしました。

著者独自の物差しではありますが、彼自身がレベルの高い人を目指そうとしているからこそ、共感の持てる文章を書くことができるのだ、と思いました。

捨てるが1番!―物別捨てる作法

世の中は、金があれば何でも買えるといい、お金のために働かなければならない、といいます。しかし、この本を読んで、それが全てではない、と強く思いました。お金があって、モノに溢れていたからこそ見えないものがいっぱいあった。そして自分の中で、見えないものを感じやすくするために、不要なものは捨てた方がいいのではないか、という結論に到りました。

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