収益性の上がるホームページ制作のご提案

そうだ、星を売ろう 「売れない時代」の新しいビジネスモデル

そうだ、星を売ろう 「売れない時代」の新しいビジネスモデル

そうだ、星を売ろう 「売れない時代」の新しいビジネスモデル
永井孝尚 (著)

数年前、グリーンツーリズムの仕事をさせてもらいました。富山で田舎体験をする、という企画の中でパンフレットを制作させていただいたのですが、なんかグッとくるものがないなぁ〜、とずっと悩み続けていました。きっと自分が頭の中で考えている「グッ」ってのは、いざ実現しよう、と思ったら大変なのだろう、と思います。私が手伝わせていただたい案件では、公的機関が音頭をとっていたためか、地域の魅力にスポットをあてるというより、いろんな業者を誘い、受け入れ窓口を広げることを一番と考えてしまったので、こんな体験、わざわざ富山まで行かなくてもどこでもできるじゃん、ととらわれてしまったんじゃないかなぁ〜、と感じています。

さてこの本ですが、長野県伊那郡阿智村で取材した地域活性のエピソードを元に著者が書いたビジネス物語です。阿智村は、どこにでもある温泉街だったのですが、日本一の星空を売ることで有名になった村。本を読んだ後、ホームページを見たのですが、確かに行ってみたい!という気になりました。

実際はJTBが企画されたそうのですが、この物語では若者たちが中心となってプロジェクトを立ち上げる仕立てとなっています。

ビジネス書とリンク

一度目はストーリーを重視してサラリと読み、後ろに記載されているビジネス著で面白そうなものを書き写した後、二度目はじっくり読んでみました。二度読んでみてわかったのですが、ビジネス書のエッセンスが自然に溶け込んでいるのが見えてきました。ビジネス書を読んでも読んだことに酔いしれてしまい、なかなか自分のものにならないのですが、このようなストーリー仕立てになっているとすんなりと入ってきます。私が気に入ったのは「START3」なのですが、著者が書かれたビジネス書「戦略は『一杯のコーヒー』から学べ!」が具体的な事例を使って示されているところに感動しました。

ジョン・コッターとゲリーハメル

この物語は、ジョン・コッターの「変革を推進するための8段階のプロセス」に忠実に沿って展開していきます。また、軽いタッチのサクセスストーリーではなく、抵抗勢力がちゃんと邪魔してきます。この時の抵抗勢力は古い価値観を持った人で、どこにでもいそうなコンサルタントだったりするので、妙に生々しいのです。そして、抵抗勢力に打ち勝ち、変革を推進していくため、巻頭にゲリーハメルの言葉を載せています。

イノベーションと変革への意思は情熱から生まれる

主人公は寂れた温泉郷を目の前にして「ディズニーを超える!」という熱い思いをもって挑戦しました。ジョン・コッターとゲリーハメルの考えは車の両輪のような関係で、成功に導くための理論と情熱がかみ合っていて初めてプロジェクトは成功することが汲み取れます。

ニューツーリズムの時代のニーズ

星空の村というだけあって天候が悪い場合にはどうなるのだろう?といった心配もあるのですが、それでも「行ってみたい!」という仕掛けはスゴい。JTBも勝算がある、と見込んだ上に、それなりの資金を投入しているからこそ上手くいったんだろう、と思います。社会が成熟化して人々の要求が高度になり価値観も多様化してきたんだ、と著者はいいます。休みに旅行したい、といったマスツーリズムの時代は終わった。自分の価値観に合った感動をしたい、というニューツーリズムの時代のニーズに応えられるようにもっと頭を働かせなければならないことがよくわかりました。

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この考え、自分がやっている販促活動のヒントにもなりました。単に商品紹介や業務概要を載せたホームページを作ってて、モノやサービスは売れない、ということなのです。

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