収益性の上がるホームページ制作のご提案

平野啓一郎さんの分人はNPLパート理論と同じ

心を読み解く技術: NLPパート理論

心を読み解く技術: NLPパート理論
原田 幸治 (著)

最近凝っているNLP本。図書館にある本を片っ端から借り読んだのですが、この本はどうしても後廻しになってしまいました。というのも、目新しそうな知識を得られないと思ったため。他の本は「ミルトンモデル」など、NLPに関する専門用語を知ることでNLPについて深く知り得たような気分にさせてくれたのに対し、この本は「怒り」とか「価値観」などといった日常使っている言葉しかでてきません。そこが何となく物足りなくて、読んでも読まなくてもいいかな、とほったらかしにしていました。さらに言うと、380ページと分厚いのもキツい。手っ取り早くNLPについて知りたかったところがあって敬遠していました。

いよいよ本日が図書の返却日。朝時間があったので読み始めたのですが、途中から面白くなり、結局全部読み終えました。著者は早稲田大学大学院理工学研究科修了と理系の方とあって、心の動きを冷静に分析し、それをどう解決するか論理立てて説明しているので、気持ちよく読むことができました。難しい言葉がでてくるのは第1章なのですが、他のNLPの本に比べやさしいです。NLPについて独学で学びたい、と思われる人がいるならば、いろんな本を読んだ後にこの本を読んでみたらいい、と思います。自分の頭の中で点として理解していたNLPの知識が星座のようにつながりを見せるのを感じることができる、と思います。NLPについて知識がないと、単なるカウンセリング本にしか見えない、と思います。一通り、知識を得た後でこの本に出会うことで、スッキリするのです。

平野啓一郎さんの分人はNPLパート理論と同じ

以前、作家の平野啓一郎さんが分人という考えをラジオで語っていたのを聞いて、感動したのを思い出しました。その後、彼が分人について書いた本を読んだような気がします。

ペルソナと考え方がよく似ているのですが、自分の中にいろんな人間がいる、という考え方。自分を一つのものとして考えるから精神的につらくなるのであって、仕事のときは仕事の自分、家族といる時はその時の自分、と自分を切り分ければ楽にいられるのではないか、といった考えだったような気がします。

NLPパート理論も同じような考え方ではありますが、人を切り分けるようなイメージではなく、自分の心は、いろんな感情をもったパートの集まりである、と考えます。そして、そのパートがぶつかりあうことによって悩みが生じる、と考えます。無理に自分を納得させようとしても、パートの感情を抑え込むことはできない。そこで、自分の中にいるパートと自分自身が会話することによって、悩む心を解決することを勧めるのです。

著者はNLP、すなわち神経言語プログラミングをこう説明します。

人の振る舞いをプログラムによるものと想定して、プログラムを理解したり変えたりするもの

ここんところはややこしいのですが、気持ちってどんなところから起きるのか原因を探ることによって、原因を書き替えれば気持ちも調整できるのではないか、と考えます。

感情の奥底にあるものを見つめる

例えば、部屋の片付けをしなければならない、と思いつつなかなかできないときに、イライラした気分になります。

その時には、自分の中に

片付けさせるパート

片付けを先送りさせるパート

がいると考えます。そこからが面白い。普通は「片付けを先送りさせるパート」は自分の心の中に潜む悪者、と考えてしまいがちなのですが、「片付けを先送りさせるパート」も認めた上で、そのパートと自分とで対話をするのです。

すると

片付けさせるパート・・・気分がすっきりすると思ったので、あなたのためを思って片付けを勧めた

片付けを先送りさせるパート・・・迷惑そうだ、と思いつつ、日頃無理をしているあなたの身体のためを思って止めてくように勧めた

と相反する二つの感情が浮かび上がってきます。ここで注目すべきことは、反対のことを言っているように思えるのですが、二つとも自分のことを思っていっている(これを「肯定的意図」というのですが)と気づくこと。認めることによって、それぞれの感情をなだめることができるようになって、自分の気分も収まるのです。

ナマクラはいけない、という価値観があることは素晴らしいことなのですが、その価値観によって逆に自分の気持ちをコントロールできなくなったら本末転倒です。リラックスしたい自分と向き合うことで、心を穏やかにしなければならないのです。

自分の心の中にある自分を向き合う

自分の心の中にある自分を向き合う、というのは、優等生の自分は元より、ダメな自分とも向き合うことです。

たとえば、アイツはひどいヤツだ、と思ったときに

相手を憎いと感じさせるパート

はもちろん

心細さを感じさせるパート

相手に負い目を感じさせるパート

など「〜させるパート」に分けてみます。他者に自分の心の内を披露するわけではないので、自分の心に正直に向き合うのが大切です。

憎い → そうか、自分は常に人のことを思っているから信じられないんだよね。安らぎを得たいんだよね。

心細さ → そうか、人に裏切られて孤独に感じるんだよね。一体感を感じたいんだよね。

負い目 → そうか、自分もはやく強い人間になりたい、と思っているんだよね。

と、対話の末、「そうか〜」で各パートとの対話を締めくくり、全部のパートが自分のことを思っていることに気づくようにすべきだ、と勧めるのです。

ここまでくるとシメたもので「そうはいっても、許せん!」という気持ちが薄らいできます。「そうはいっても、許せん!」という気持ちが沸いてくるようなら、パート分析が不十分であり、なぜ不十分か、といえば、ダメな自分を肯定できない、と決めつけている自分がいるからなのです。

NLPと行動経済学

行動経済学に興味があったのに、NLPを知ったばっかりにこちらの方に興味が沸いてしまいました。ただ、図書館の本はほぼ借りて読んでしまったので、NLPの勉強は終了です。NLPで寄り道をしたように思えますが、寄り道の収穫はとても大きかったです。というのも、自分自身の潜在意識はなかなか変えられないため。

世の中を見るとき、だいたい「こんなもんだ。」といった感じで見てしまうのですが、これは自分の無意識が勝手に決めつけているもの。行動経済学でフレームというのですが、この無意識=潜在意識の考えのパターンは、一旦できてしまうとなかなか変えられないのです。

世の中を見て、不景気だ、と嘆くか、ここがチャンスだ、と思うかは、マスコミの報道が決めるものではなく、自分の心が決めるもの。自分の心を調整することができれば、世界の見え方も変わり、幸せに生きられるのだ。

心を読み解く技術: NLPパート理論

NLP、行動経済学をはじめ、スピリチュアル、宗教も言っていることは実は同じなのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です