収益性の上がるホームページ制作のご提案

富山県水墨美術館 花鳥風月展は、こう観たら楽しめる

日本画は予習をした方が楽しめる

昨日、富山県水墨美術館で開催されている花鳥風月展に行ってきました。

以前から北日本新聞で特集が組まれていた「花鳥風月展」。新聞では1点ずつ絵の紹介がされていたのですが、読んでいるうちに生の作品を見たくなったため。

歌人姉妹 松田梨子・わこさんの鑑賞記事も行きたくなった理由の一つ。自分も鑑賞後、短歌に気持ちまとめよう、と思ったりもしました。

毎日、新聞記事を読んでいたためか、特集で組まれたものに関しては驚くような感動こそなかったのですが、十分に楽しむことができました。

絵は感性で楽しむものなのかもしれませんが、事前に知識を得ることができるならばそれらを学んでから鑑賞した方が断然楽しめます。

学芸員の解説があるともっと楽しめる

当日は幸いなことに県水墨美術館学芸課長の若松基さんの解説を聞きながら回ることができました。

学芸員の方の解説があると、絵の楽しみがぐっと増えます。おそらく、若松さんの解説が上手だったからでしょう。

上村松園の「 三美人之図」では、描かれている三人の年齢を推測することで、絵がもつストーリー性や広がりを解説してくださったのには感動しました。

途中、絵に感動しているのか、説明に感動しているのか、わからなくなってしまったのですが、絵があったからこそ、楽しい解説を聞くことができた、と思うならば、名画があればこそ、と思います。

花鳥よりも風月の方が楽しめた

花鳥風月とテーマごとに作品が配置されていたのですが、 個人的には 花鳥よりも風月の方がよかったです。

絵は平面なのですが、そこに奥行きを感じるとき、目が絵を見ているのではなく、おそらく心が絵を見ているのだろう、と思いました。

若松さんは、好きな絵の前では30分ぐらいぼっと眺めていたらいい、とお話されました。

今回、いいな、と思った作品に谷文晁「 月下漁夫図」があります。学芸員の若松さんは、絵から不漁に終わった 漁夫が、しょうがねえな?、とのんきにしているところだとストーリーを語ってくださいました。

そこには現代のようにあくせくしていない老荘思想が流れている、と解説してくださったのですが、たしかにじっくり眺めていると、舟に寝そべって月を眺めている漁夫の気持ちになれ、ゆったりとした気持ちになれました。

絵と同化した、といった感じなのかもしれません。

北日本新聞の特集記事や、若松学芸員の解説を聞いているうちに、絵の構図やディテールを学ぶのもいいが、ボーっとして自分の中にわきあがる想像の世界にひたってみるのも、絵の鑑賞の面白みなんだ、と、悟ったような気がします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です