収益性の上がるホームページ制作のご提案

経営者にとって大切な才能とは何かわかる本

才能の正体 (NewsPicks Book)
坪田信貴 (著)

ビリギャルの作者 坪田信貴さんの本。ファンということもあって新刊が出たら必ず読んでいます。今回は才能について書かれた本、ということで楽しみにしていたのですが、内容が深く1度読んだだけでは理解不能、5回熟読、メモ17ページにしてようやく自分のものにできました。

これだけ深い内容の本、読者の人たちは皆、理解できるんだろうか?と思いながら読後にAmazonのレビューを眺めてみたところ、賛否がわかれている上に、高評価の方も著者が伝えたいこと、理解しているのかなぁ?と思ってしまいました。

この本はさらりと読むと、誰もが才能ある「Only One」だから個性を大事にしようよ、と書かれているように勘違いしてしまいます。

また、才能の磨き方の具体的なスキルについて詳しくは書かれていないので、教わるものがない、と悪い評価をつけたくなる気持ちもわかります。

術やマネジメントを学ぶ本

作者は、本の中で「技」と「術」の違いを述べておられます。さて、才能について本屋さんの店頭に並んでいる本は、主に「技」の部分に特化した内容なのに、この本は「術」について書かれています。そこで一般的な本にありがちなスキルを学びたい、と思っている人にとっては裏切られた、と思いがち。

知識とマネジメントの違いについても書いておられるのですが、この本ではどちらかといえば精神論に近いマネジメントに主眼を置いているので、さらりと読んだ人は中身がない、と思ってしまうのです。

才能という言葉に注意して読む

この本を読む際には、タイトルにある「才能」という言葉に注意して読まれたらいいです。というのも、本のあちこちで才能といった言葉の使われ方がいろいろ変わるからです。

また、大学入試に才能はそれほど必要ない、という表現も頭を混乱させます。坪田先生がビリギャルの才能を磨いたからこそ彼女が慶応に入れたんじゃないか、と思ったからです。

経営者は才能が必要

こういった点に注意しながら読み進めなければならないのですが、才能と術について書かれている本はあまりないので、読み終えた後は世界観がかわります。

本の中では経営についても書かれているのですが、チーム全員の才能を持ち寄ることの重要性が書かれています。

さら、経営には才能が必要。逆に才能がない人が独立しても無理だ、と言い切ります。

型にはまった人間を評価する今の教育は、国や大企業が扱いやすい人間を育てるが才能の部分がそぎ落とされるので、大学を出ても何をしていいかわからない。そんな人が会社で勤まらないから、といって独立しても決してうまくはいかないのです。

では独立して経営する際に必要な才能は一体何なのか、またどうしたら育てることができるのか、といった観点からこの本を読むと、今やるべきことが見えてきます。

才能の正体 坪田信貴

認知を意識し、認知を変える本

才能を意識する上で重要なキーワードに「認知」という言葉があります。坪田さんは、やる気、すなわち動機付けに大切な3大要素の一つとして「認知」を挙げています。

認知とは、目の前の世界がどう見えるか、という意味なのですが、言葉では理解できてもなかなか体得できません。

私の場合には、唯識を学んでいるのでよくわかるのですが、目の前にある世界は自分の心が形成しているということです。

何でも無理だ、と思うと、心が目の前にある事柄の中から無理なことをかき集めて世界を組み立てます。オレはダメな人間だ、という人の中には、金持ちや健康な人はたくさんいるのですが、当人はダメな積み木を集めてきて世界をつくるのでダメにしか思えない、というヤツです。

ダメと思って物事を進めるので益々うまくはいきません。なんて書いていくと精神論の世界かよ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、自分自身が正しいと思っていることしか見えなくて、人がいくら説得してもその人の心には響かないのです。

何せ、やる気の3大要素なので、この「認知」をうまく操れるようにしなければなりません。子育てや組織においても認知を意識することは重要です。

日本の場合、上下関係を重んじる文化を引きづっているので、従わせることが正しいやり方のように思えるのですが、主従関係が正しい、と思っていることそのものが偏った認知だと気づかなければならないのです。

自分が正しい、と思っている認知はなかなか崩すことができませんし、心の世界なので、こうすればうまくいく、といった鉄則もありません。

ただ、人それぞれ見え方、感じ方が違うこと。それぞれの世界観を力づくで変えよう、とせずに認知を意識して世界を変えてあげることで、考え方を変えることができ、やる気につなげることは可能と坪田さんはいうのです。

「才能の正体」の軽いまとめ

「才能の正体」は表現こそやさしいのですが、全体がわからないと理解できない深い内容の本です。坪田さんは本の中でプラトー現象について書いておられたのですが、私も2?3回読み直したときはこの状態になっていました。

人の秀でているところをもって「才能」というが、実は才能は誰でも持っている。ただ、世間一般の人が使うような「才能」をもつには、動機付けによって自分や他人を誘導することが重要。その動機付けには3つの要素がある。その要素の中にある認知だが、才能がある人は自分に対する認知能力も別格。というのも洞察力があるから。WHYでモノを見るのではなくHOWで見る。人に感謝し親切にすることでその洞察力は高まる。

ってのが軽いまとめ。もっとまとめると

決めつけた段階で伸びない

ということです。起業家や経営者の方は必読の本。読んだ直後から未来をクリエイトしよう、という気持ちが起こります。ただ、頭の中がごちゃごちゃになって整理できなくなりそうになったら、上に書いたまとめを読んで、もう一度本に戻ったらいいです。

次元が一つ上がる、とはこういうことか、と実感できます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です