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鬼滅の刃に見る販売手法のうまさ

鬼滅の刃20巻は休校が追い風

いよいよ鬼滅の刃20巻が販売されました。いつもはほとんど人がいない旧大沢野町の本屋さんも今日だけはレジ前に行列ができていました。実は私も購入した一人。新型コロナウィスルの影響で売上が落ちているので、安価な484円の通常版を購入しようと固く心に決めていたのですが、レジ待ちの際、私より先に購入する人が全て990円の特装版を購入したため、心がぐらついてしまい、ついつい高い方をお願いしてしまいました。

家に帰ってやや後悔。昔のCDだったら初回盤は無料でノベルティがついたのに、と思わず昔を懐かしんでしまいました。484円のマンガと3,000円近くするCDを比較するのは次元が違い過ぎますね。

それにしても今回の20巻は、学校が休みだったのが追い風でした。感染リスクから友だちの家にも遊びに行けない状況では、家にこもってゲームかマンガをするしかありません。

部活も習い事のない中で、毎日できることは限られてしまいます。まして学校がやっていればマンガの貸し借りができたのに今回はウィルス付着が怖くてなんとなく手控えてしまう状況。家でストレスがたまる子どもに大人しくしてほしいので、マンガは安い買い物となるのです。

21・22・23巻の予約販売がしたたか

旧大沢野町の普通の本屋さんでは20巻の予約を受け付けなかったのですが、21・22・23巻では近日中に予約を受け付ける告知がありました。

20巻特装版はポストカード付きだったのですが、21巻はシール、22巻同装版は缶バッチ、23巻はフィギュアがつきます。

価格は
20巻 990円
21巻 1,320円
22巻 2,200円
23巻 5,720円

と急カーブではね上がり、23巻ではなんと本の10倍以上の価格がついています。

ハードルを上げる

鬼滅の刃は新型コロナウィスルが流行り出した頃から書店で売り切れとなりました。その頃から全巻大人買いされた方が増えたものと思われます。

そんな大人買いの方々が20巻を買う場合、それまでの投資額が大きいので金銭感覚が鈍りがち。通常版の2倍もする特装版をいと簡単に買えるようになります。

さらに今回の20巻では1,000円を切っているのも戦略的。990円とぎりぎり3桁に収めるあたりは消費者心理をついた実にうまい戦略です。

20巻から21巻への税抜き価格上昇率は33% 21巻から22巻は67% そして23巻へは160%と急上昇します。

21巻あたりは値付けに慎重な感じが伝わってくるのですが、22巻あたりは暴走ぎみ。勝負をかけた感じが伝わってきます。

今回予約を受けつける23巻ですが、フィギュアが4体ついてきます。普通なら4巻にわけて1体ずつ小出しし、逆に手頃な価格にするところなのですが、一発勝負で4体まとめて売り出してきました。

6月18日までの予約販売というのも考えられた戦略です。製造側としては数を確定させたいという思いがあるのでしょうが、ここを人気の山と見ているような気がします。

自粛によって旅行や飲みに行かないので、なんとなく出費はおさえられています。生活必需品しか買わないストレスもたまっています。

この後、国から給付金が出るのですが、このまま新規感染者数が増えないようなら開放的な気分になると思われ、貯蓄よりも消費に回すようになると思われます。ただし感染リスクの高い商品やイベントはすぐにお客さんが戻ってくるとは考えにくいです。今まで売れなかったものは、徐々に買われ出すような感じ。それに伴い生活必需品への特需は収まっていくでしょう。

それに引き換えマンガやフィギュアは引き続き追い風。子や孫が喜ぶなら買ってやろう、と思う親、祖父母は少なくないと思います。

今後、話題性を欲しがっているマスコミが、予約状況の報道くるのでは、と思われます。皆が買っているから、という心理のことをバンドワゴン効果というのですが、高い、と思っていても皆が買うのなら、と焦り、給付金で予約に拍車がかかるものと思われます。

私自身、子どもの頃からマンガに全く興味がなかったので鬼滅の刃そのものには全く興味がないのですが、マーケティングという意味において売り方そのものに興味があります。出版会社は、23巻までどう売ろうか、検討しているので、今回の20巻の売れ行きにはニンマリしているでしょう。どれだけの人にフィギュアを欲しい、と思ってもらえるか、という問題は、マンガそのものの内容に加え、話題性だったり、新型コロナウィスルなど世の中を取り巻く環境が大いに左右するからです。

マンガは教育に有益か?

先日新聞を読んでいたら、数学の魅力にとりつかれた中学生が自粛期間中に高校の数学まで勉強してしまった、という投稿がありました。たまにこういう優秀な子がいると、親はわが子も、と子どもに勉強を強要しがちのですが、そういったものは才能の一つと諦めた方がいいです。一般的にテストという目的があるから勉強をするもので、自粛期間中は目的がないから勉強しない、というのが普通だからです。

粂原 圭太郎著「偏差値95の勉強法 頭のいい人が知っている学びを自動化する技術」では、京大生の人並外れた丸暗記の能力が紹介されていました。京大生は勉強以外のどうでもいいことまで丸暗記の能力が異常に高いのです。もし、鬼滅の刃の何巻何ページに何が書いてあった、といえるぐらいまでのめり込んでいるようなら、親はむしろそれを喜ぶべき。京大に行く能力が十分あります。逆に20巻をパラっと見て、すぐにフィギュアが欲しい、とねだっているようなら京大は無理かも(笑)ですね。

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