収益性の上がるホームページ制作のご提案

鬼滅の刃21巻の帯にみる数字の効果的な使い方

鬼滅の刃はコロナで爆売れ

7/3に鬼滅の刃21巻が発売されました。鬼滅の刃は、富山市内でも大手書店は売り切れで、郊外のマイナーな書店の方の方が多く置いてありました。これまで20巻を揃えたのですが、郊外にある小さな書店で購入してきました。そこでこれまでお世話になった意味を込めて、今回もその書店で購入してきました。

5/13に発売された鬼滅の刃20巻は、この書店でもレジ待ちの列がついていたのですが、今回はすんなり。ほんの少しブームが去った感じです。

20巻購入に至るまで、お店の方と仲良くなり、在庫状況などについて情報を得ていたのですが、レジ待ちの列がないとなんだか盛り上がらない。気まずくて今回は雑談することもなく大人しく帰ってきました。

はやり連載終了は大きかったですね。自分の中でも鬼滅の刃卒業を迎えてしまったようです。

さて、鬼滅の刃は昨年から人気があったのですが、いわゆるバブルになったのは今年に入ってから。それも2月後半ぐらいからだと思います。

ちょうど新型コロナウィルスが流行り出し、外出がままならなくなった頃。ゲーム機などと同様、マンガ本も売れだしました。ただ、他のマンガも売れてもいいようなものなのですが鬼滅の刃は断トツ。郊外の本屋の店長さんもこんなの、初めてだ、とおっしゃっておられました。

これには、主人公の炭治郎の人気もあるのですが、コロナウィルスとの闘いも影響しているのではないか、と思われます。

今年はウィルスという未知との敵と闘い続けているのですが、鬼滅の刃の得体のしれない鬼をウィルスと勝手にリンクさせ、炭治郎から勇気をもらっていたのではないかと思われます。

国家が仮想敵国をつくり国内をまとめるのと同じような手法で、炭治郎で一つになろうと思ったのでしょう。

売れているマンガは帯にも隙がない

学校が休校になっている間、子どもにせがまれて、鬼滅の刃を全巻揃えた親御さん、少なくないと思われます。

ただ、学校が始まり出して他に興味が流れるようになった上、連載終了によって、ブームにかげりがでてきたのも確か。そうなると、こどもというのは非情なもので、興味がなくなったらどうでもよくなるものなのです。

ただ、出版社としてははそんな呑気なことを言ってはいられません。

20巻を購入してくれた方に、21巻も買ってもらいたい!

出版社としては、当然考えると思います。

そういった出版社の強い願いは、鬼滅の刃21巻の帯からも伝わってきました。

数字を用いることで買う気にさせる

売れている本は帯がついていることが多いのですが、21巻に巻かれていた本の帯では「0(ゼロ)」のついた数字が並んでいました。

初版300万部達成!!

シリーズ累計8000万部突破!!

です。

さて、販売促進の現場では、数字を用いることが多いです。数字を用いると説得力が増すからです。

最近、新聞折り込みでは、進学塾夏期講座の申し込み広告が多いのですが、有名塾ほど、合格者数を大事にして、数字で語ろうとします。実際には数字の中身が怪しくても、この数字が入ることで、客観的な事実と認知、自分の子どもも合格者の数字に加われるのではないか、と錯覚させてしまう効果があるからです。

鬼滅の刃21巻の帯から、販売数を知ることによって、みんなも鬼滅の刃を買っているのだ、これは当然買うべき本なのだ、と思わる効果があります。これをハーディング効果といいます。

皆買っているんだ、という心理は、買うべきか迷っている人の背中をぐいと押しますね。

また、初版300万部というのも憎い数字です。

20巻で累計8000万部とすると、1巻当り400万部刷られていることになります。同じ数だけ刷られたと考えると、8000万÷20巻=400万。各人、全巻揃えたと想定すると

300万-400万=-100部

で21巻初版段階で、100万部足りない計算になります。

こうなると20巻まで揃えた人の中には、初版売り切れが心配になり、購入してしまう可能性だってあります。

このブログの前半では、コロナウィルスの頃に流行ったものとは卒業したくなると書きました。

その反面、大人は逆にコロナウィルスと闘った自分を認めたくなる心理も働きます。

遠い未来、人類がコロナウィスルを完全に撲滅した際、鬼滅の刃を読み直すことで過去の自分を懐かしむことだってあるじゃないですか。そんなメモリアル的な意味で、ブームは去ってもとりあえず残り3巻押さえておこう、という心理が怒っているのではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です